| 1.こよみのよぶね |
岐阜の長良川で冬至の日に行われるイベント「こよみのよぶね」
凍てつくような冬の夜、その日は長良川に篝火を焚き、集まった人々が流れ行くこよみのよぶねを見つめながら1年を振り返り、川の流れに時を写し、新しい年へ向かう「みそぎ」のような日。
1月から12月までの月をかたどった大きな数字の行灯…屋形船に乗せられたこの大きな数字行灯が清流・長良川をゆっくりと流れて行きます。
その幻想的な空間と、ピンと張りつめた空気感、そして太古の昔から流れ続ける清流が語りかける言葉を、音で表現しました。
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| 2.蓮華 -れんげ- |
演奏旅行でタイ・バンコク滞在中に作った曲。タイではお寺にお参りに行くときには必ず蓮の花を持ってお参りします。また、街の中にもいたるところに蓮の花が美しく咲き誇っています。
ある時、突然のスコールがありました。空は真っ暗になりしばらく激しく降った後、あっという間に雨雲は消え、空からはまぶしい光が差し込みました。たまたま雨宿りをしていた家の軒先では屋根からの滴が蓮の花にぽつんぽつんとこぼれ落ち、美しく光っていました。
いつも仏に祈りをささげるタイ人の姿と、美しい蓮の花とが重なり合い、この曲が生まれました |
| 3.鵜翔 -うしょう- |
岐阜県をはじめ、全国で今なお行われている、日本の古代漁法「鵜飼」。
鵜飼の歴史は大変古く、「日本書記」神武天皇の条や「古事記」にも鵜飼のことを歌った歌謡が載っているそうです。
また、中国の史書『隋書』には、日本を訪れた隋使が見た変わった漁法として記されているそうです。
岐阜県の長良川では1300年以上も前から日本の古代漁法として伝承されてきた鵜飼が御料鵜飼として、宮内庁式部職である鵜匠によって行われています。
水中を、まるで大空を翔けるように自在に泳ぎ魚を獲る鵜の姿と、それを操る鵜匠の姿、そして川面に映し出される篝火…そんな鵜飼の様子を音で表現しました |
| 4.とおりゃんせ |
江戸時代に成立したとされているわらべうたで、遊び歌として知られています。
向かい合った二人の子供がアーチを作り、その下を他の子供たちが列を作ってくぐっていく。曲の終りにアーチがおりてその下にいた子供がつかまるという遊び。 |
| 5.ずいずいずっころばし |
古くから日本に伝わる童謡で、遊び歌として知られています。
歌詞の意味は、ごまみそを擂っているとお茶壷道中が来るというので家の中に入り戸をピシャリと閉めてやり過ごす。
お茶壺道中とは新茶を将軍に献上する行列のことで、切り捨て御免の時代柄、庶民は粗相の無いように細心の注意を払っており、子どもたちは両親に呼ばれても決して外に出てはならないと教えられました。
そしてお茶壺道中が通り過ぎるとやっと一息つけたのです。ねずみが大事な大事な米を食べていても、お父さん、お母さんがどれだけ呼ぼうとも、動いたり、声出したりしちゃだめよ。それなのに、こっそり抜け出して井戸の周りで遊んで茶碗を割ったのは誰?という意味だそうです
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| 6.あんたがたどこさ |
古くから日本に伝わるわらべうたの中の手まり歌の一つで、正式な題名は「肥後手まり唄」。
あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場(せんば)さ
船場山には狸がおってさ それを猟師が鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ
それを木の葉でちょいと隠(かぶ)せ
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| 7.かごめかごめ |
こどもの遊びの一つである「かごめかごめ」の時に歌う歌。
鬼は目を隠して中央に座り、その周りを他の子が輪になって歌を歌いながら回ります。歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ(つまり後ろの正面)に誰がいるのかを当てるという遊びです。
江戸中期から文献に登場し、明治〜昭和初期にかけて全国に伝わったとされ、地方により様々な歌詞が存在しています。
かごめかごめ かごのなかの鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀がすべった 後ろの正面 だあれ
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| 8.泡沫の夢 -うたかたのゆめ- |
日本の勇壮な祭りをイメージして作った曲です。人々は神に感謝し、盛大に祝い、祭りのボルテージは最高潮に達します。
しかし最高の盛り上がりを見せた祭りも、時と共に毎年必ず終わってしまう。終わった後は、まるで何事もなかったかのようにあたりは静まりかえる。その様子を、出来ては消えてしまう泡に例えました。
祭りの終わりは来年へ向けてのスタート。来年の祭りを待ち焦がれるように、はかなく終わった後というのは新たな始まり、次へつながる希望があるという意味も込められています。 |
| 9.煌めき -きらめき- |
大地の誕生や生命の誕生、そんな命がスタートする瞬間をイメージして作った曲です。
山々の木々が一斉に芽吹く、庭にまいた種から芽が出る、もちろん、人や動物の誕生する瞬間も命のスタートですし、人と人との出会いや絆、愛が芽生えるとき、それももちろんスタートです。
そんな、スタートする瞬間はすべてが輝ききらめいている、そういう思いが込められています。 |